2021年2月の建設業動向の所感

2021年2月に入った建設業の動向について、首都圏で、マンション建設にて、CM方式での見積・建設費交渉を最前線で行う人間として書いていきます。

まず、本当に、鬱陶しいのは、コロナですね。

当社は、HPを読まれたお客様から、お問合せを頂けるので忙しくさせていただいていますが、地主様で、高齢の親世代の、おられる家庭では、コロナを遷される可能性が0%ではないので、今すぐ営業に来られるのは困るが、リアルに合わずに計画や見積だけを、ご対面に先立って、お願いしたいという方もいらっしゃいます。

また有難いことに、以前から、お付き合いのあるお客様や、2-3年前に、計画プランを入れて概算見積をした複数のお客様から、そろそろ建築を本格化させようかと、今夏ごろからの着工を検討している方が、ドドっと、具体化の、ご依頼を頂いております。
今現在で5名様ほど、過去に計画した物件を具体化させるお客様がいて、新規の問い合わせを含めるとペース的には2021.7~2021.6期は、過去最高の着工面積になると予想しています。

現在は、前から決まっていた物件のCM本見積や、ゼネコンさんが決定した別物件の、請負契約前の最後の詰めの調整をやっているので、着工が続き、春先の竣工を迎える現場も含めて忙しくしていますし、本当に助かりますし、久々に、ご連絡を頂き、当社を指名して下さるのは、本当に有難いし、嬉しい限りですね。。

『オリンピックが終わったら建設しよう』と考えられていた方が、もう、そろそろ良いだろうと着工に向けて動き始めている空気を感じています。

当社はコロナ以前から、テレワーク的な営業スタイルで、建てる気が無いお客様に何度も何度も、通って建設を口説きに行くような営業スタイルや、不動産業者さんと飲み歩いて受注をするようなスタイルを取っておらず、HPから問い合わせを頂いた方に対して、土地の資料をメール等で戴いて、計画して、概算や事業収支を作成して、まず採算性を当社で検討して、そのデータをお送りした後に、お客様の目に適ったら初めて、ご挨拶に伺う、又は、ご来社を頂くという元々テレワークのようなスタイルを取っているので、コロナで営業に出向きまくらない事に対しては、耐性があるのだろうと思っています。

一方で、建設業者さんの声や、建設費交渉での第六感も含めた感触、統計情報、ニュース、全てにアンテナを張って景気動向には嗅覚を効かせていますが、世間的には、仕事は薄くなってきているようです。

多くの元請ゼネコンが昨年、春から夏にかけて、新規計画営業に出れなかった、影響がボディーブローのように効いてきて、秋口からは、ようやくというとことで、今のコロナの状況ですからね。
近々着工する予定の、目ぼしい規模の物件が無く、工事のお知らせ看板に対して、飛び込みで営業をしてくるゼネコンさんも増えてきているように感じます。

鉄筋の原材料のスクラップ(クズ鉄)の中国からの輸入が旺盛という理由で、昨年末から鋼材価格が高騰していましたが、鉄筋材を作る電炉メーカーは日本国内の需要低迷の中で、鋼材価格を値上げせざる得ない状況となり、苦しい状況が続いているようです。

現在は、鋼材を中心とした原材料が値上がりしている中で、職人さんの手間賃は下がるという状況で、建築費指数の統計上は、まだ高値で建設費は推移していますが、見積をしている感触としては、交渉がスムーズになっている(交渉しやすく)統計以上に、値下がりをしているように感じます。

再度、緊急事態宣言が出ている今で、2020年4-5月頃ほど、建設営業に出てはいけない空気は、無いにしても、高齢の地主への営業を主としている企業は、芳しくない状況になるでしょうね。

地主様の場合、直ぐに建て始める方は意外と少なく、1年後、2年後に建て始めたいという方が多いので、2020年4月から、新規営業に出ずらい状況が続くことは、コロナが終わっても1年近くは建設業に対してダメージが尾を引いていく事と思います。

とは言うものの、帝国データバンクの景気動向調査を見ても建設業は、飲食業、繊維業や小売業と比べたら指数的にも、全然マシで、まだ壊滅的という状況にはなっていません。去年春の自粛警察が出ていた時も、多少の反発がありつつも首都圏の建設工事は、ほぼ止めれることもなく、続けてこれたので、飲食業のように、どうにもならないという状況にはならずには済んでいます。

緊急事態宣言のお陰か、東京のコロナ感染者数も、改善も見られますし、ワクチンも、間もなく到着し、春には打ち始められるという事から、いい加減、今年の夏から、コロナ騒動は終わって欲しいです。
コロナを気にせず私自身も遊びに行きたいという気持ちが強いという点もありますけど。

何故か、こんなにコロナで景気が悪化しているのに、株価は高騰が続いており、株価バブルが逆回転を始まった時に、不動産の高値圏の推移が、崩れるのか注視が必要です。

コロナが一段落しても首都圏では大規模開発が多いオフィス開発は、暫く低迷する状況になると思われ、インバウンド狙いの中小規模のホテル開発も今更ないので、建設業界自体は、ジワジワと低迷していくことになるでしょう。

何はともあれ、コロナの閉塞感からは早く脱することを強く願います。

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